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中国メーカーへの納期・出荷催促英文メールの例文と書き方海外対応・翻訳

中国メーカーへの納期・出荷催促英文メールの例文と書き方

執筆: ものづくりAIラボ編集部編集責任者: 辻田 成吾

公開日: 2026-10-23 / 最終更新日: 2026-10-23

中国メーカーへ発注した部材の出荷予定日が近づいているのに、連絡がない。あるいは、一度確認したのに回答が返ってこない——海外調達の現場では、こうした状況がよく起こります。強すぎる英文を送って関係を悪くしたくない一方で、自社の生産計画に関わる以上、曖昧なまま放置することもできません。この記事では、中国メーカーへ納期・出荷予定を催促する際の英文メール例文と、生成AIを使って文面を作成する際のポイントを紹介します。

中国メーカーへの催促は「確認」と「要求」を分ける

英文メールでも、日本語の催促メールと同様に、状況に応じて伝え方の強さを変えることが重要です。

  • 確認(Confirmation): 予定日前後で、進捗を尋ねる段階。
  • 再確認(Follow-up): 一度確認したが回答がない段階。前回の連絡に触れつつ回答を促す。
  • 要求(Request with deadline): 自社の生産計画・客先納期に影響する段階。明確な回答期限を示す。

英語では特に、最初から強い表現(命令形に近い言い回し)を使うと、相手に威圧的な印象を与えやすくなります。段階を意識し、まずは確認(Confirmation)のトーンから始めることをおすすめします。

納期・出荷催促メールで確認すべき情報

催促メールを作成する前に、次の情報を整理しておきます。

PO番号

PO(Purchase Order、発注書)番号は、相手が案件を特定するために欠かせない情報です。メールの冒頭に明記します。

品番・品名

PO番号だけでは複数品目を含む発注と混同されることがあるため、品番・品名も併記すると確実です。

数量

発注した数量を明記します。一部のみ催促したい場合(分納の一部など)は、対象数量を明確にします。

予定出荷日

当初合意していた出荷予定日(Shipping date / Delivery date)を明記します。

ETD/ETA

ETD(Estimated Time of Departure、出発予定日)とETA(Estimated Time of Arrival、到着予定日)は、貿易実務で頻繁に使われる用語ですが、意味が異なります。ETDは「工場・港を出発する予定日」、ETAは「目的地に到着する予定日」を指し、両者の間には船便・航空便の輸送期間が含まれます。催促メールでは、自社が本当に知りたいのがETDなのかETAなのかを明確にして質問することが重要です。

回答希望日

いつまでに回答がほしいかを明記します。日本語の催促メールと同様、具体的な日付を示す方が、相手も対応しやすくなります。

中国メーカーへの納期催促メール英文例文

状況に応じた3つの段階の例文を紹介します。PO番号・品名・数量・日付は、実際の案件情報に置き換えてご利用ください。

1. やわらかい初回確認

Dear [Supplier Name],

I hope this email finds you well.

I would like to confirm the shipping status of our order PO-12345
(Item: Bracket Part, Qty: 500 pcs), which was scheduled to ship on October 20.

Could you please let us know the current status?
If everything is on track, there is no need to reply.

Thank you for your support.

Best regards,
[Your Name]

日本語訳: 「PO-12345(ブラケット部品、500個)の出荷状況について確認させてください。10月20日出荷予定でしたが、現在の状況をお知らせいただけますでしょうか。問題なければご返信は不要です。」

解説: "Could you please let us know"は丁寧な依頼表現で、初回の確認には適しています。「問題なければ返信不要」と添えることで、相手の負担を抑えつつ状況を把握できます。

2. 返信がない場合の再催促

Dear [Supplier Name],

I am following up on my previous email dated October 15 regarding
the shipping status of PO-12345.

Could you please update us on the current status at your earliest convenience?
We would appreciate your reply by October 25.

If there are any issues on your side, please let us know as well.

Best regards,
[Your Name]

日本語訳: 「10月15日にお送りした、PO-12345の出荷状況に関するメールのフォローアップです。できるだけ早くご返信いただけますでしょうか。10月25日までのご回答をお願いいたします。もし何か問題がございましたら、あわせてお知らせください。」

解説: "I am following up on my previous email dated..."で前回の連絡日を明示し、再催促であることを伝えます。"at your earliest convenience"は「できるだけ早く」という丁寧な表現で、命令口調を避けられます。

3. 客先・生産日程へ影響する場合の強め催促

Dear [Supplier Name],

I am writing again regarding PO-12345, as this shipment directly affects
our production schedule and customer delivery commitment.

We would appreciate it if you could confirm the ETD by October 24.

If there is any concern about meeting the schedule, please inform us
as soon as possible so that we can discuss alternative arrangements,
such as a partial shipment.

Thank you for your prompt attention to this matter.

Best regards,
[Your Name]

日本語訳: 「本件は弊社の生産計画および客先への納期に直結するため、再度ご連絡しております。10月24日までにETDをご確認いただけますと幸いです。もしスケジュール遵守にご懸念がある場合は、分納(partial shipment)などの代替案を検討できるよう、早めにお知らせください。」

解説: "directly affects our production schedule and customer delivery commitment"で、自社側の必要性を理由として明示しています。"partial shipment"のような代替案を提示することで、一方的な圧力ではなく、解決志向のメールであることが伝わります。

出荷予定を確認する英文表現

催促メールでよく使う、丁寧で明確な表現を紹介します。

  • Could you please confirm... — 「〜をご確認いただけますか」。事実確認を依頼する基本表現。
  • Please advise... — 「〜についてお知らせください」。状況報告を求める際によく使われます。
  • We would appreciate it if you could... — 「〜していただけますと幸いです」。依頼を丁寧に伝える表現。
  • Could you update us on... — 「〜について最新状況を教えてください」。進捗確認に適した表現。

これらの表現は、いずれも相手に行動を求めつつも、命令口調にならない丁寧な依頼表現です。

避けたい強すぎる英語表現

次のような表現は、相手に威圧的な印象を与えやすいため避けることをおすすめします。

  • "You must reply immediately.": 命令形で、相手の事情を考慮しない印象を与えます。"We would appreciate your prompt reply."のような依頼形に置き換える方が、同じ緊急性を伝えつつ角が立ちません。
  • "This is unacceptable.": 強い非難の表現で、関係修復が難しくなることがあります。問題を事実として伝えるにとどめ、感情的な評価は避けます。
  • "Why haven't you replied yet?": 相手を直接問い詰める表現です。「状況を教えてください」という事実確認の形に言い換えます。
  • 全て大文字での強調(例: "PLEASE REPLY ASAP"): 英文メールでは、全て大文字の表記は「怒鳴っている」ような印象を与えるため避けてください。

ChatGPTで英文催促メールを作る方法

入力情報

良い下書きを得るために、次の情報を整理してからAIに渡します。

  • Supplier(相手の会社名)
  • PO number(発注番号)
  • Item(品名)
  • Quantity(数量)
  • Original delivery date(当初の納期)
  • Requested shipping date(希望する出荷日)
  • Previous contact date(前回連絡日、あれば)
  • Desired reply date(回答希望日)
  • Urgency(緊急度)
  • Tone(やわらかい確認か、強めの催促か)

prompt例

あなたは製造業の海外調達担当者が、中国メーカーへの納期・出荷催促の英文メールを
作成するのを支援するアシスタントです。以下の情報をもとに、丁寧だが明確な
英文メールの下書きを作成してください。

【案件情報】
- Supplier: ABC Manufacturing Co., Ltd.
- PO number: PO-12345
- Item: Bracket Part, Quantity: 500 pcs
- Original shipping date: October 20
- Previous contact date: October 15(進捗確認の連絡済み、未回答)
- Desired reply date: October 25
- Urgency: 客先納期に直結するため、早めの回答が必要
- Tone: 丁寧だが、再催促であることが伝わる強さ

【条件】
- 命令形や強い非難の表現は使わない
- PO番号・前回連絡日・回答希望日を明記する
- 非ネイティブ同士でも読みやすい、シンプルな英文にする

AI英文の確認ポイント

AIが生成した英文は、次の点を必ず確認してください。

  • PO番号・数量・日付などの数値が、入力した情報と一致しているか
  • 意図した強さ(やわらかい確認か、強めの催促か)になっているか。AIは緊急度を強調するよう指示すると、想定より強い表現を使うことがあります
  • 非ネイティブの相手にも伝わりやすい、簡潔な文構造になっているか。凝った慣用表現やスラングが混ざっていないか

AI翻訳で注意したい点

生成AIによる英文作成・翻訳では、次の点でミスが起こりやすいため注意が必要です。

  • トーン: 日本語の「恐れ入りますが」のような婉曲表現を英訳する際、AIが意図より強い、あるいは弱い英語表現に変換してしまうことがあります。
  • 納期表現: "delivery date"(納品日)と"shipping date"(出荷日)は異なる概念です。AIが文脈を誤って取り違えることがあるため、どちらを指しているか明確に伝えてください。
  • ETD/ETA混同: 前述の通り、ETD(出発予定日)とETA(到着予定日)は異なります。AIに翻訳を依頼する際も、どちらを確認したいのかを明示的に伝えないと、誤って訳し分けられることがあります。
  • 数量: 単位(pcs、setなど)が翻訳の過程で欠落したり、桁数が変わったりすることがあるため、原文と突き合わせて確認してください。
  • 日付: 日付の表記順(月/日/年か、日/月/年か)は地域によって異なります。誤解を避けるため、"October 20, 2026"のように月名を文字で書く表記を使うことをおすすめします。
  • 主語: 日本語では主語を省略することが多いため、AIが英訳する際に主語を誤って補ってしまう(自社と相手を取り違える等)ことがあります。出力後に、誰が何をする文かを必ず確認してください。

機密情報をAIへ入力するときの注意点

PO番号や品名程度であれば通常は問題になりにくいものの、取引条件・単価・契約情報・図面番号・社内プロジェクトコードなど、社外に出すべきでない情報を安易にAIへ入力しないよう注意してください。入力してはいけない情報の具体的な考え方は生成AIに入力してはいけない機密情報とはで詳しく解説しています。

中国メーカーから返信がない場合

英文メールでの催促を重ねても返信がない場合は、次のような対応を検討します。

  • 既存の営業窓口に連絡する: メールの担当者が不在・多忙である可能性があるため、普段やり取りしている営業担当者にも連絡してみます。
  • 電話で直接確認する: 時差を考慮したうえで、電話で直接状況を確認する方が早いこともあります。
  • 上位担当者に連絡する: 繰り返し連絡しても反応がない場合は、相手先の上長や、自社の上司・購買責任者を通じて連絡する方法も検討します。
  • 代替スケジュール(alternative schedule)を打診する: 当初の納期が難しい場合、分納(split shipment / partial shipment)など、代替案を提示できないか確認します。

なお、WeChatなど相手国でよく使われるチャットツールでのやり取りに安易に寄せすぎないことも重要です。口頭・チャットでの約束は記録が残りにくく、後から「言った・言わない」のトラブルになりやすいため、重要な確認事項は必ずメールでも残すようにしてください。

一般的な納期催促メールとの違い

今回紹介したのは、中国メーカー・海外サプライヤーへの英文での催促メールです。国内の仕入先への納期催促メール(日本語)については、製造業の納期催促メールをAIで作る例文と書き方で、基本的な考え方や例文を解説しています。海外取引ならではの時差・商習慣・貿易用語への配慮が必要な点が、国内向けとの主な違いです。

まとめ

中国メーカーへの納期・出荷催促メールは、「確認」「再確認」「要求」の段階を意識し、命令形や強い非難表現を避けながら、PO番号・品名・数量・ETD/ETAといった具体的な情報を明記することが、角を立てずに回答を引き出すポイントです。生成AIを使えば英文の下書きを素早く作成できますが、トーンの強さやETD/ETAの混同など、翻訳特有の誤りがないか送信前に必ず確認してください。

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中国メーカーへの一般的な確認・翻訳は中国メーカーへの確認事項をAIで整理・翻訳する方法、海外調達全般の考え方は海外調達先とのコミュニケーションをAIで支援する方法、国内向けの納期催促メールは製造業の納期催促メールをAIで作る例文と書き方もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 中国メーカーへの納期催促はどのくらいの頻度で送ればいいですか?

当初の回答期限を過ぎて数日経っても反応がない場合に、再確認のメールを送るのが一般的な目安です。短期間に何度も送ると、かえって相手の負担になることがあります。

Q. ETDとETAの違いは何ですか?

ETD(Estimated Time of Departure)は工場・港からの出発予定日、ETA(Estimated Time of Arrival)は目的地への到着予定日です。両者の間には輸送期間が含まれるため、どちらを確認したいかを明確にして質問することが重要です。

Q. 返信がない場合は強い英文を送っても大丈夫ですか?

おすすめしません。強い表現は関係悪化につながりやすいため、まずは前回連絡日を明示した再確認、それでも反応がなければ電話や別の担当者への連絡など、メール以外の手段を検討してください。

Q. ChatGPTで作った英文メールはそのまま送れますか?

送信前の確認をおすすめします。特にPO番号・数量・日付などの数値が正確か、意図したトーンの強さになっているかを必ず確認してください。詳しくは本文の「AI英文の確認ポイント」をご参照ください。

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