当社製品のハンド式ファイバレーザ溶接機【UW-SHシリーズ】では、TIG溶接では難しいアルミ材の溶接も簡単に行う事ができます。
では、どの程度の出力でどれほどの溶け込みが得られるのでしょうか。
検証結果をご紹介します。
使用機種及びその他仕様
使用機種 | ハンド式ファイバレーザ溶接機【UW-SH1500(1500W)】 |
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アシストガス | 窒素:15ℓ/min |
出射角度 | 20° |
検証ワークについて
検証ワーク種 |
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①AL1050 t1.0突合せ |
②AL1050 t2.0突合せ |
③AL1050 t2.0+t1.0 重ね |
④AL1050 t2.0+t2.0 重ね |
ワーク厚みに対しての裏面貫通溶接可否範囲検証結果
No. | 厚み | 出力 | 溶接部拡大 表面 | 溶接部拡大 裏面 |
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① | 1.0 | 325W | ||
② | 2.0 | 800W | ||
③ | 3.0 | 1100W | ||
④ | 4.0 | 1500W |
上記のグラフで確認出来るとおり、t1mm以下は【UW-SH500 500W】、2mm以下は【UW-SH1000 1000W】、t3mm~t4mmは【UW-SH1500 1500W】を推奨させて頂きます。
上記検証結果は、A1050でのデータとなります。3000系・5000系など、アルミ材でも含有物が異なるものに関しては、溶込み量が変化致しますので、あくまで参考例としてお考え下さい。